9月4日の記事「表面・裏面ラバー固定でペン粒用ラケット実験」の最後に「上の結論で廃版のJooLa Linus 中国式を使い続けるという結論になるのであれば普通なのですが、そこは『へん粒』です。違うことを考えました。何を考えたか?次回のお楽しみです。」と書きました。選んだのは、Rallysの「DUAL izc(デュアル)|中国式ペン」でした。JooLa Linus 中国式は素晴らしいラケットですが、廃版になっていて、しかも傷だらけ。今買えるラケットで、表面の硬いラケットが欲しかったのです。欲を言えば、表面(粒高面)は硬く、裏面(裏ソフトラバー面)は柔らかければ言うことなし。
探したところ有りました。DUAL izc(デュアル)|中国式ペン|卓球ラケットです。ちょっと高価ですが、特殊ラケットの中ではリーゾナブル。

早速取り寄せて、アウターを表面にしてHelfire-xを、インナーを裏面にしてUFO極薄を貼りました。ラケット、ラバーを併せて131g、サイドテープを貼って133gでした。
世界卓球男子ダブルス優勝コーチの森園政崇さんも「それ、すごくいい」
5月29日(木)の「ミングルス武蔵野の森」の試合で早速使ってみました。そうすると、天敵だったペン粒選手に圧勝してしまったのです。この日は丁度、世界卓球から帰って来たばかりの森園政崇さんがいらっしゃって、参加者に2分間コーチをやっていたので、申し込みました。72番目だったのですが、意外に早く順番が来ました。「ロングサーブを出して、後はオールラウンドでお願いします。」と大胆なお願いをしました。「粒面の返球はとても打ちにくい。裏面を使うよりいい。」という嬉しいアドバイス。小躍りしました。今も、世界卓球金メダリストコーチとのツーショットの写真を見返しているのですが、森園さんは若い!肌がきれいでシワがない。「そこか!練習しているところのビデオを撮らんかい。」と叱られそうですが。
キレキレのプッシュやスマッシュが出るが、怖いラケットでもある
このラケットでいくつかの試合に出たところ、プッシュもスマッシュも速くて素晴らしい。ただ、ロビングや急に浮いたチャンスボールを不用意に打ってしまってオーバーミスをしてしまうことがあります。これが致命傷になった大事な試合(全日本マスターズ東京都予選を含む)がいくつか出てしまいました。細かなフットワークや集中力を持続できれば避けられるのですが。マスターズ予選敗退の後に、「私は1週間に4回練習している」というハイセブンティの選手のアドバイスを聞いて、週3回の練習を始めたのですが、直ぐに腰痛が悪化してしまいました。猛暑でウォーキングを控えながら1日中パソコンに向かっていて、週3回の卓球というのは、やはり無理だと思いました。
一体何が問題なのか?ラケットが怖いという話でもないだろう、とツッコミが入りそうです。
「怖さ」対策その1
対策として、一週間に2回の練習の強度を落とし、集中力を上げること、一回一回の練習を「実験」と位置付けて課題を設定することを心掛けると、少しづつミスが少なくなりました。
また、技術レベルを上げるのに一番役に立ったのは、「ペン粒卓球選手のナックルロングサーブ対策についてAIで音声解説を作成」の技術解説記事を書いたことだと思います。結局、技術解説記事を書くことで一番得するのは自分なんですね。「対策その2」は、結果が出たらご報告します。
「怖さ」対策ではないが・・・ 裏面のラバーを少し厚くしてみた
裏面に貼っていたUFOについて、「以前ほどのサーブの怖さがないね。」と対戦相手から言われたことがきっかけで、極薄ではない薄いラバーを探してみました。あるある。候補は沢山あるのです。しかもコスパの高いラバーがある。とりあえず、Andro GTT40という初心者・初級者用ラバー(厚さ1.6mm)を貼ってみました。丁度良い重さで、これなら振り切れるし、腕への負担も大したことは有りません。
