張本美和、早田ひなを破った10月12日のアジア卓球選手権団体準々決勝

日本女子チームは、準々決勝で北朝鮮に3-2で勝って準決勝に進みました。準決勝で勝ったのであまり話題になっていないけれど、5試合の内4試合がフルゲーム。張本美和早田ひなが2-3で敗れたのはショックでした。キム・クムヨンの「どの技術が効いたのか」、「ペン粒が参考にできることはあるか」の二つの面に注目して試合の動画を見ました。

粒高バック面で、攻撃的なナックルと守備的なカットブロックが可能

まず、用具を確認してみましょう。「卓球「PingSundayEmRatThich」」の「キム・クム・ヨンの装備は何ですか?」によると、ラケットはバタフライのビスカリア、粒高ラバーはVictasのCurl P1V(多分0.5mmスポンジ)、フォア面はテナジー64とのことです。バックに打つと、カットブロックが来るかと思えば攻撃的なナックルが来る。これが、張本や早田のレベルでも対応が困難とは、粒高選手にとっては朗報です。ただ、ナックル攻撃は簡単ではありません。まず、シェークバック粒のバックハンド攻撃技術のコツの情報を探して見ました。WRM-TVの「【粒高女子】基本のバックハンドのコツ|マナフィ―【卓球知恵袋】がありました。コツは3つです。①直角より少しかぶせる角度、②押し出さずしっかり回す!!、③速い打点で球の力を借りる、の3つです。①と③は誰でも言っていることですが、②は少し新鮮です。オーバーミスをしないコツにもなっていると思いますし、「プッシュとの差別化」としても重要と思います。

シェークバック粒攻撃技術をペン粒バック技術に応用する

ここからが本題です。ペン粒はシェーク粒よりやりにくいのではないか?その通りかもしれません。しかし、ペン粒の場合のバックサイドのプッシュの構えから、①直角より少しかぶせる角度、②押し出さずしっかり回す!!、③速い打点で球の力を借りる、の特に②に注意すれば、少し上回転のナックル攻撃が可能です。②ではなく押し出せばプッシュになります。更に、①よりもう少しかぶせて、「薄く擦って」(フォア)前に2バウンドで落とすと、2バウンドカットブロックとは違う止まり方で相手を翻弄できます。私が出来るという訳ではないので、「ハズです」と言うべきですが。

シェークバック粒攻撃技術のペン粒フォア攻撃技術への応用

シェークバック粒攻撃の、「①直角より少しかぶせる角度、②押し出さずしっかり回す!!、③速い打点で球の力を借りる」は、そのままペン粒選手のフォアサイドの技術に応用可能です。時間的な余裕のないときにこそ、有効な技術です。「薄く擦って、(フォア)前に2バウンドで落とす」ことも含めて応用可能です。「ハズです」ね。「薄く擦る」技術は、「ITS三鷹クラブチャンネル【秘技公開】ペン粒プロコーチが魔術みたいなのを使ってくる」が参考になります。余裕のある時は、コースを選ぶことも可能ですし、台から出た低いボールをドライブ気味のナックル攻撃をしたり、高いボールを上からしっかり振りぬくことも可能です。卓球メディアRallysの「【ペン粒技術】チャンスを逃さず信じる心で打ち抜く 粒高スマッシュのコツ|安藤実慶のペン粒テクニック④」も参考にしています。時間的に余裕のある時は、私もこの技術を使っています。

キム・クムヨンのフォアハンドミート打ちの特長:ペン粒が参考に出来る?

キム・クムヨンのフォアハンドはループドライブとミート打ちが中心ですが、ミート打ちには特徴があります。張本智和の「ハリパンチ」や伊藤美誠の「ミマパンチ」は比較的体に近いところで打つ技術ですが、キム・クムヨンのフォアハンドミートはとても体から遠いボールに対して、前陣をキープしながら高い位置からミートします。張本美和も早田ひなもこれで点を取られていたと思います。テナジー64の特長を生かしていると思いますが、ディグニクス64でも同じ技術がやり易いはずです。さて、ペン粒選手が参考に出来るか?いろいろな可能性があると思います。フォアの裏面で遠くのボールを打つことも可能ですが、むしろ、バック裏面で遠いボールを打つときに、ラケットの先端を下げてドライブ気味に打つのではなく、先端を横または少し上げてなるべく前でミートするのは「アリ」だと思います。ボディーワークやボールをよく見ることが大事で簡単ではないのですが。この技術は、バック側にロビング気味のボールを上げられたときの裏面スマッシュに連続的につながる技術なので練習したいと思います。私の場合は、中程度の高さのバック側の遠いボールに対しては、時間的に余裕のある時には、表面(粒高面)でバックハンドを振ることを試しています。これは決まると大体はネットにかけてくれるので、この技術も習得したいと思っています。